※年齢は平成22年度当時
安藤 子ノさん 100歳 【いわき市】
現在100歳。80歳まで現役で旅館の女将を務めた後、民謡に力を注ぎ、月3回の定例会には必ず出席し老人ホーム慰間にも参加しています。
毎年開催される「磯節全国大会」に今年も出場し市長特別賞を受賞。歌う凛とした姿は背筋がぴんと伸びていて若々しい。今でも時々プールで泳ぎ、多くの経文を諳んじていて物忘れはほとんどありません。「子ノさんは人の悪口を絶対言わない」と周りの人は口をそろえます。明治生まれの矍鑠とした女性の姿がここにあります。
渡邊 修次さん 93歳 【東村】
64歳で、地元の短歌の会「東桃源(ひがしとうげん)の会(かい)」に入会し、本格的な短歌の道に入るきっかけとなりました。当時60名を超える東桃源の会でめきめきと頭角を現し、67歳の時に副会長、後に会長に就任、現在は顧間として仲間の短歌の添削や講演など週1回の定例会や年4回の研修会には欠かさず出席しています。
歌集も2集を発行し、現在第3集を計画していて、毎日短歌を詠む日々を送っています。「短歌には到達するものがない」と話す旺盛な創作意欲には頭が下がります。

白岩 博さん 90歳 【南相馬市】
退職後昭和62年に鹿島町老人クラブ連合会に入会し、ゲートボールとともに社交ダンスのヘルシーダンスクラブにも所属。ゲートボールでは、1級審判員の資格を取得し、審判部長、役員として年間14試合の運営や審判など50人の会員の親睦・健康維持に努めています。
また、ヘルシーダンスクラブの代表監事として行事の運営に参画し、毎週木曜日に町体育館でチャチャチャ、キューバンルンバ、ワルツと練習に励み、趣味のスポーツを謳歌しています。

大川原 源一さん 87歳 【猪苗代町】
猪苗代町には、古来から伝承されてきた祝唄が数多く残っており、昭和56年に開催された「第2回福島県民謡まつり」を契機として「猪苗代三番叟(さんばそう)保存会」が結成され、初代会長に就任、以来現在まで会の中心として諸行事、イベント、慰問等の活動に寄与しています。その芸風は群を抜き、中でも「ショーネ節」は、猪苗代地方だけの祝唄で、この囃子こそが氏独特のものとして際立ち右に出るものはいないと絶賛されています。さらりと出る源一さんの祝唄は、輝きを増すばかりです。

國府田 英二さん 86歳 【いわき市】
定年退職後に小川公民館長を務めたことなどを契機に社会教育に関心を持つようになり、地域の生涯教育、スポーツの振興に余生を捧げたいと志したのが始まりです。
72年間のソフトテニス人生を歩み、ねんりんピック県代表として5回も出場を果たし、今も毎朝、仲間とのプレーを楽しんでいます。
また、郷土の民話等を発掘して紙芝居を制作し地元小学校での上演や、地区内の花壇整備、地元新聞社に郷土に関する執筆原稿提供など、いわき市民の文化意識の向上にも貢献しています。

髙梨 徳美さん 86歳 【猪苗代町】
復員後、家業の自転車修理販売店を継ぎ現在に至っています。
第1回檜原湖一周ファミリーサイクリング大会の開催を契機に、修理班のリーダーとして毎回支えています。全国から千名以上参加するこの大会は今年で29回を迎えましたが、今年も1級障害者(ぺ一スメーカー埋込)の体を労り、元気に安全点検指導から事故車修理などで大会を成功に導きました。
また、町内の小中学校で児童生徒の自転車の定期点検を行い、児童生徒の安全にも寄与しています。

早川 武さん 85歳 【相馬市】
会社経営に専念した後、余力を地域への恩返しとの思いから、自治活動の推進役を積極的に引き受けるなど地区内の諸活動に取り組むこととなりました。
松川浦県立自然公園の清掃活動では、地区老人クラブ会長としてクラブを率いて清掃活動の中核となる取り組みを行い、今年で15年目に入りました。
また、相馬市松川浦パークゴルフ場開設を契機にパークゴルフの普及に大きな貢献を果たし、現在は相馬市東部公民館パークゴルフ教室の顧問となっています。
相馬市史編纂の協力員としても活躍しています。

60歳を契機に近くに嫁いだ長女の薦めで公民館の女性教室に参加して、魅力的な和紙人形の虜となりました。教室が終了した後も、独自の工夫による新しい世界を作り続けています。和紙人形は着物で足の部分を隠し省路するのが一般的ですが、あえて足まで表現し、仕上げられた和紙人形の出来映えには息をのむほどです。
福島県シルバー美術展では2度の県教育長賞に輝き、お正月に一人暮らしの方におせち料理を配る町社協主催の事業では、顔つきの和紙人形の箸袋を添えることを10年以上続けています。

75歳までの26年間浪江町の鮭の艀化場に勤めながら、朝早く起きて農業にも従事。81歳の現在も3反歩の畑を耕作する働き者で、1反歩を保育園児に開放したり、障がい者支援を目的とするNPO法人「コーヒータイム」に無償で開放し、農作業のアドバイスなども行っています。
今開放している畑は、精神障がい者の方達に農作業を通した症状回復への間接的な支援となり、収穫物を障がい者自らが販売して経済的自立にも役立っています。

宮崎 英幸さん 70歳 【福島市】
金融機関に勤めていた昭和56年頃から網膜色素変性症という目の病で視力が徐々に低下し、現在は視力障がい者1級に認定されています。失明に怯える心の拠り所として短歌の創作を始めました。
平成9年に宮中歌会始に入選、平成13年には県文学賞(短歌の部、準賞)を受賞、平成17年に歌集「姿」を刊行し、現在、福島短歌研究会会員、群山同人、新アララギ会員として定例会には欠かさず参加するなど旺盛な作歌活動を続けています。
詩吟では、平成18年に最高位の十段を取得し、今でも毎日1時間は練習に励んでいます。
